SNSの変化
SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）とは、インターネットを通じてコミュニケーションを行えるサービスで、デバイスの変化、世の中の流れと共に進化してきました。
一昔前では、知らない人のつながることや共感し合う世界など想像もできなかったものですが、今では若い世代にとっては存在していることが当たり前。
企業が新規顧客獲得や囲い込み、プロモーションとして活用にもSNSは欠かせない媒体となりました。そのようなSNSの潮目も今、さらに変わったことにお気づきでしょうか。
映えの共有から気持ちの共有へ
SNSの使い方においても大きな変化へのきっかけとなったのは、コロナ禍です。コロナ禍では映えを狙い、魅力的な旅先やレストランでのお料理を載せることはできなくなりました。そしてリアルの代替としてオンラインイベントやライブコマース、同じ時間に気持ちを共有するオンラインライブの方向のニーズが高まりました。
例えばライブ配信でつながりチャットで双方向でつながる、リアルタイムでドラマを見て共感し合う。一緒にいなくても気持ちで通じあえることをSNSというツールを使えば実感できることを皆、知ることとなったのです。いつしかSNSはコミュニティとしての場所となり、ファンがつながりあうための場所としての役割がFITするようになりました。インフルエンサーからの紹介より、1人の信じられる人からの紹介の方が今はSNSでの効果を発揮するようになりました。
効果的なSNS構築のために
今のSNSに必要なことは企業においても「気持ち」でつながること、すなわち「人」感です。
商品としてのモノではなく、その奥にいる企業で働く社員の存在を感じられることが大切なのです。もし今、自社についてハッシュタグをつけてSNSの世界で発信してくれているユーザーがいるのであれば企業として「いいね」や気の利いたコメントを返しましょう。企業においても映える商品の写真投稿ではなく、何を今感じ、何を伝えたいのか。誠意をもってSNSの担当が双方向のコミュニケーションをとり、つながりにいくこと。それは「今日の○〇県は晴れです。ちょっと疲れも感じますがみなさん、今日もがんばりましょうね。」この一言のような気軽な一文でもいい。事象だけではなくその瞬間の心の機微を発信してみてください。これこそが今、SNS構築に欠かせない、『共感』の世界の醍醐味です。
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