今こそ、見直し時?ヤフー広告の審査落ち、まさかの2億3000万件。

2019年度のヤフー広告の審査落ちが約2億。審査実績とは?

いまや健康食品や化粧品の通販において、インターネット広告はメインの販売方法といっても過言ではりません。なかでもディスプレイ広告などで有名なYDNバナー(ヤフー広告)は、特に有名な媒体です。広告出稿の際、通らねばならない通過点として、「審査」があります。2019年のヤフー広告の審査について調べてみたところ、衝撃の数値がありました。

約2億3000万件。なんと審査落ちした広告の数です。

せっかくデザインデータを入稿したのに、審査に通らず、大事なプロモーション中に広告掲載がストップしてしまったり、今後も広告を扱えないとなったら、大きな損害が生まれてしまうかもしれません。なんとかこのような事態は防ぎたいものですね。

バナー審査落ちの理由と対処法について5項目をご紹介

広告出稿の際、避けるべき内容についてまとめています。
 

【審査落ち理由 01】

「No.1」訴求は画像内で満たす必要があります。 売り上げNo.1をはじめ、「使って見て満足No.1」などナンバー1称号は、商品の権威づけにも大切なファクターですね。しかし、掲載方法にも注意が必要です。
  • 画像内に第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年が明記されていること
  • 調査データが最新の1年以内のデータであること
表示例:(2020年●●調べ)

上記2つの条件は認視可能な状態であることが必須条件です。

【審査落ち理由 02】

露出NG!肌の露出が多い写真の使用は避ける必要がある。

過度な肌露出があるものは掲載不可です。たとえば水着や肩を露出した衣装などが該当します。 近頃、話題の日焼け止めサプリやボディケアでは、薄着の洋服の女性の写真を使用したいものですが、意図をしていなくても審査で問題になることもあります。 肌の露出がある写真については、本来の目的と乖離があるような写真は控えましょう。

【審査落ち理由 03】

広告の主体者表記が不明確であることはNG。バナー広告の主体者表記が不明確なものを掲載することができません。バナー画像には、会社名やブランド名、商品名、サービスのいずれかのロゴマークまたは「提供:●●」などの表記が必要です。

例えば化粧品の場合は、化粧品会社のロゴやメーカー名を記載した上で、何を目的に販売しているかも明確にする必要があります。

【審査落ち理由 04】

コンプレクッス商法はNG。多岐にわたるので項目の確認を。

人のコンプレックス部分が露骨に表現されたものは掲載できません。 例えば、人体の局部を強調したものや人体のコンプレックス部分が露骨に表現されたものは承認が難しいとされます。 顔の一部(頰やおでこなど)を強調した写真なども問題となりますのでご注意ください。

【審査落ち理由 05】

ターゲティング対象であると認識される表現はNG。 例えば「50代。まだ美肌をあきらめたくない」。このように対象年齢を含み、特定の個人に向けて呼びかけている表現はヤフー広告では審査に通過できないとされます。

<広告が表示されたユーザーがターゲティングだと認識できる形>

  • 「ヤフーサイトを訪れた方へ」などの広告主サイトへの訪問履歴を示唆する表現
  • 「50歳の方へ」などのユーザーの年齢を対象年齢として含む表現
  • 「ローンの審査に通らない方」向けなど多重債務者を対象とした表現
  • そのほかユーザに不快感、嫌悪感を与える表現
以上がヤフー広告のバナー審査落ちの抜粋です。

  今回は薬機法というよりも、広告配信先に関するルールに基づくところでもあります。 せっかく作成した広告が無駄な時間なく、スムーズに広告配信するために、いまいちど確認しましょう。
カテゴリー: 薬事法/景品法