通販ビジネスをされている皆様でしたら、「PDCA」という言葉はおなじみかもしれません。PDCAは業務改善のための経営手法で、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)の頭文字ですね。PDCA は終わることなく、サイクルで継続していきます。そして、PDCAサイクルを回していくにはマーケティングリサーチが欠かせません。

では、PDCAのどの段階で、どのようにマーケティングリサーチを組み合わせたらいいのでしょうか。 今回は、化粧品の通販ビジネスを例に、PDCAサイクルにおけるマーケティングリサーチの活用法をご紹介します。

Plan(計画)に有効なマーケティングリサーチ

まずは、Plan(計画)から始まりますね。たとえば、皆様の会社で新しいスキンケア商品を開発・販売したいとします。

セカンダリ調査

具体的な実行計画をする前に、まずは市場動向の把握が重要です。最初にセカンダリ調査をしましょう。これはセカンダリデータ(二次データ)を使った調査です。セカンダリデータとは、アンケート等で過去に収集されたデータです。

国、業界団体、調査会社はオンラインで化粧品の売上や消費行動のデータを公開しています。これをセカンダリデータとするのです。無料で公開されているものも多いですし、エクセルでダウンロードできるデータもあります。

この時点で、スキンケア商品の大きなトレンドがわかります。どのようなスキンケア商品にどのくらいの市場規模がありそうか、どのようなスキンケア商品がどの年代に売れているか、最近の消費者のスキンケア行動がどうなっているのか、ある程度把握できます。 ここで、「このカテゴリの、このような形状のスキンケア商品がこの年代に好まれる」という感触を得ます。

特定カテゴリ商品のユーザー調査

特定のカテゴリ商品のユーザーの使用実態やニーズを把握したい場合、もしかしたらセカンダリ調査だけでは不十分かもしれません。 たとえば、セカンダリ調査の結果、日焼け止めの新商品を開発・販売しようと考えたとします。そこで、調査会社のモニタのうち日焼け止めユーザーに調査をして、お客様は普段どう日焼け止めを使用しているのか、日焼け止めに求めているものは何なのかを把握するのです。そしてお客様のニーズを反映した商品を開発します。

コンセプト調査

コンセプト調査は、商品化前にコンセプトを評価してもらう調査です。調査会社のモニタに調査をします。実際に皆様の販売サイトでお客様がご覧になるように、新商品のコンセプトを評価してもらうことができます。 どのような表現、ビジュアルがお客様に響くかを把握できます。

試作品のホームユーステスト調査

商品コンセプトが決まったら、商品をつくります。ここで量産する前に、試作品を(できれば最終容器と同じ形状で)調査会社のモニタに送付してご自宅で使っていただきます。コンセプトを提示した上で使用していただくことも可能です。 ここで、試作品に何か大きな問題があれば(使用後肌がピリピリする人が一定数以上いる、容器に対する不満が多いなど)、商品をつくり直すことも視野に入れます。

Check(評価)に有効なマーケティングリサーチ

商品の販売(Do)の後、新商品がどう評価されたかを確認します。

購入者満足度調査

実際に購入してくださったお客様に使用感を評価してもらいます。

Act(改善)に有効なマーケティングリサーチ

Check(評価)の結果、商品の問題点や、オンライン注文上の不満などが見つかったら、処方や容器、ウェブサイトを改良します。

試作品のホームユーステスト調査

手順は上記と同じです。調査会社のモニタに現行品と改良後商品を試して評価してもらい、改善を確認します。

ウェブサイト評価調査

改良後の注文画面を調査会社のモニタに評価してもらい、改善されたことを確認します。

いかがでしょうか。デジタル時代の現在、これまで以上に速いスピードでPDCAを回していかなくてはなりません。皆様には有効なタイミングで、有効な調査をおこなうことをおすすめします。

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